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【5分で読める短編小説】ページをめくるタイミング|忘れられた物語が背中をそっと押す瞬間の話

更新された電子書籍アプリから現れた“小さな司書”との出会いによって、物語との向き合い方が変わりはじめる主人公。読まれずに眠っていた本が、実は自分の迷いに寄り添う...
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【7分で読める短編小説】金色の耳に願いをこめて|夏の麦畑で出会うひとときの奇跡

夏の夕暮れがゆっくり沈む田舎の風景で、主人公・海翔は不思議な少女アリエと出会います。都会では味わえない静けさと余白が広がる麦畑で、風と願いの“音”に触れる物語で...
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【7分で読める短編小説】海の底に月が咲く|失われた記憶と“いま”が交わる幻想の夜

満月の光に揺れる海辺で、記憶の欠片を求める青年・アオと、記憶を持たない人魚との静かな対話が紡がれる物語です。忘れたくないものを探す揺らぎと、“いま”を抱きしめて...
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【5分で読める短編小説】青風の小径|夏の終わりに心の声がそっと芽吹く物語

夏休みの終わり、胸のざわつきに導かれて森へ入った少女・莉央が、風のささやきの中で忘れかけていた気持ちと向き合う物語です。幼なじみとの別れ、言えなかった言葉、胸の...
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【5分で読める短編小説】星のささやき樹|星と記憶がめぐり寄る幻想的な夜の物語

旅人アイルが迷い込んだのは、星の声を宿すといわれる不思議な古木のもとでした。静かな山間の夜、彼の前に現れたのは「星の言葉を聞く」少女。二人の出会いが、忘れていた...
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【7分で読める短編小説】ひとしずくの魔法|真夏に現れた“涼しさの妖精”と歩く小さな冒険

真夏の商店街で打ち水をしていたななの前に、水滴から現れた“涼しさの妖精”ルゥ。ふたりは商店街のお店を巡りながら、人それぞれの「涼しさ」を集めていきます。温度では...
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【短編小説】パンくずの小道

夜の森は、誰もが怖がる場所だった。けれど、心が少しだけ疲れているとき——その森には、小さな“道”が現れる。パンくずの道。それは、誰が置いたとも知れぬ、やわらかい...
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【短編小説】絵の中の森へ

町の写生大会の朝、少年・遼(りょう)は胸がざわついていた。みんなは川辺や古い街並み、花壇や噴水を選ぶ。安全で、人目に映えて、確実な構図。だけど、遼はふと、誰も振...
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【短編小説】うさぎの帰る丘

その夜、町の広場ではお月見イベントが開かれていた。屋台の明かり、すすきの飾り、そしてステージでは子どもたちが詩を朗読していた。小学生の蓮も、家族と一緒に参加して...
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【短編小説】ひろったひとつぶ

ゆうたは、小学三年生。毎朝登校前、近所の公園をぐるりと回ってゴミ拾いをしている。特別な理由があるわけじゃない。ただ、何かを拾ってポケットにしまうのが、気持ちよく...